10/15 昨日より引き続き岡山より二人のMさんとIさんが来てくれました。
この日の天候は早朝より小雨が降り曇り空でしたが時間が経つにつれて晴れ間が広がりました。海況はほぼ無風状態でベタ凪となり日差しがあるときはダイビング日和となりました。
集合時間は3タンクダイブツアーだったので8時半に設定しました。
一本目は午前中に光が差し込む塩子島サンディーエリアに9時頃エントリーしました。最初にゴロタから砂地に降りてネジリンボウを見ようとしましたが残念ながら水温が下がったせいか姿が見当たりませんでした。そのまま深度を下げていきイソギンチャクについているオドリカクレエビ、アカオビハナダイのコロニーと回ったあと再びゴロタ地帯に移動しました。ここでも水温が下がったせいか魚影は薄くなりましたがウミウシの数が増えてニシキ、シロ、クロスジリュウグウ、アオと見られ比較的水温が高い時に見られるオトヒメウミウシのペアも見られました。浅瀬では多分ここが一番数が多いであろうソラスズメダイの群れが見られました。
二本目はヒラバエで一番ダイナミックな地形が楽しめるビックロックタウンに11時頃エントリーしました。このポイントは間違えてはいると激流になるポイントですが今回はそこまで流れておらず地形を楽しみながらソフトコーラルに居ついているマクロ生物も見ました。今年は例年より見る機会がなかったムチカラマツエビが見られたり大きな隠れ根の棚上では他のポイントでは見られないアマミスズメダイの成魚やタカサゴスズメダイの群れが確認されました。
浮上後ランチをとり長めの水面休息をとりました。
三本目はまた地形のポイントをリクエストされたのでまだ行っていない塩子島サウスベイに1時過ぎエントリーしました。エントリー付近は魚影が濃くサイズの大きい魚種が群れていますがその中にいつもと違う魚がいたので観察してみると大型種であるカンムリベラがいました。そのまま成長してビックサイズになってほしいです。入り組んだ隠れ根の岩肌には最近よく見かけるコミドリリュウグウウミウシがいました。その他にもこのポイントでは初観測となるレンテンヤッコや大型のハマフエフキをみて後半の浅瀬ではいつものように岩の裂け目を通って安全停止に入り50分の潜水時間で浮上しました。
ツアー終了後、ログ付けと談笑をして4時頃に解散となりました。
透視度は10m前後と変わらず水温は21℃前後と下がった状態が続いています。水温が下がったので魚影は薄くなりましたがウミウシが多くなり極小だったのも普通に見ることができるようになっています。水温が高い時はイガグリウミウシやイボ系のウミウシが多いですがこれから色彩が綺麗な種類が増えてくるので発見次第情報公開していきます。
岡山よりお越しくださった二人のMさんとIさん、二日続けてのご来店ありがとうございました。またのご来店お待ちしております。