11/15 松山のリピーターSさんと由良半島先端の旧海軍衛所に行ってきました

11/15 松山のリピーターのSさんと以前から気になっていた由良半島先端の旧海軍衛所に行ってきました。

この日の天候は、前日の大雨が上がり晴れの天気予報が外れ午前中は小雨の降る曇り空となり午後から晴れとなりました。風も北西から強く吹く状況になりましたが登山をするには涼しく快適に過ごせました。

集合時間は8時頃に設定して、9時頃に由良半島先端の集落、網代の手前の登山口に到着し登り始めました。自分は登山経験がほとんどないので今回は今年の春に一回このコースを制覇しているSさんにガイドして頂きました。それ程高い山ではないのですぐ山の尾根に到着し、そこには明治時代〜昭和初期に戦争でなくなった方の石碑が二つありました。

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登山というより半島の山頂尾根に沿って半島の先端を目指すのですが前半は尾根をアップダウンする道のりでした。途中に由良山と海軍衛所の分岐点があるのですが今回は由良山にはいかず海軍衛所のみを行くコースを取りました。先端に行くにつれて道のりが険しくなりイノシシなどの獣の気配がしてきて冒険気分を楽しめました。

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ちなみにここが分岐点です。なかなかわかりづらく一人で行ったら見落としそうなところでした。

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半島先端には灯台があり航路でも来れるのですがここら辺一帯は整地されていて波止場までの道はきれいでした。登山途中はほとんど周りが見えず波の音が聞こえてくる奇妙な登山コースなのですがここら辺まで来ると景色が見えるところがあり絶景を楽しむことが出来ました。天気が良ければもっときれいなのだろうな思い残念に思いましたがまた来る予定が立ちました。

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この灯台からすぐのところに旧海軍衛所がありました。若かりし頃にいたパラオ共和国ペリリュー島のように戦闘跡というのは見られませんでしたが同じような建物や陣地あと、防空壕などの大きな洞窟などは同じようなものが多かったです。pb150024pb150011pb150035

どのような洞窟もそうなのでしょうが洞窟の住人たちであるカマドウマ(通称便所コウロギ:この名前を最近聞かないということは最近の子供は便所コウロギの存在を知らないのでは)ゲジゲジ?、コウモリなどが住み着いていてここの洞窟を先頭切って勇敢にもガイドのSさんはゴンゴン突入するのですが自分はライトを存分に活用してそれらを見つけちゃ「ワー!」だの「ウォー!」だの叫びながら洞窟探索を終えました。この体験はペリリュー時代でも二人でジャングル探検をしていたときにSさんが同じように洞窟にゴンゴン突入し自分が後を追うのですが、その時に便所コウロギに囲まれたトラウマのせいです。何も危害をくわえない昆虫なのにこれだけの恐怖を感じるのはなぜでしょうか?ゲジゲジはゴキブリの10倍は鳥肌もです。

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自分たちの探索できる範囲を回ったあと帰路にたちました。まだ回り切れてないようなので次回は全体像を把握しようと思います。帰りの眺めのいいところで尾根の中腹の帰りのコースを見上げたとき正直しんどいと思いつつも何とか心が折れず元の場所まで戻りました。

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レジャーダイビングの有名ポイントは南太平洋が多くその一帯はほとんど太平洋戦争でその名残があり自分のいたパラオ共和国ペリリュー当も最近、天皇皇后が慰霊訪問されたと話題になっていましたがまさかこの由良半島もここまでしっかりした戦跡が残っているとは思いませんでした。これも何かの縁なのかもしれません。戦跡マニアではありませんがこれからも機会があればこの由良半島を探索したいと思います。

ガイドをしていただいたSさんありがとうございました。お互い年を取り自分も30代半ばで昔のようにジャングルを駆け回ることは出来なくなりましたがまた機会があれば行きましょう。お疲れさまでした。