11/29 リピーターのMさんが遊びに来てくれました。 天候は前日の雨も上がり回復傾向で徐々に晴れ間が広がる一日でした。海況に関しては前日まで吹いていた南風の影響で、南よりうねりが入っており、当日は北風が強く吹いていたため海上はうねりと風波で時化状態になりました。 一本目、集合時間は9時半にし、そのまま塩子島に目指して出港しました。塩子島の西側のポイントを潜る予定でしたが海況が安定しておらず、東側のアカオビに変更して10時過ぎにエントリーしました。がれ場から砂地に降りてアカオビのコロニーがある25mまで潜降しました。変わらずアカオビハナダイとイサキの混泳した群れが見られ、その途中の砂地で平碆では初めて見られたササハゼが見られました。
コロニーから離れて浅場に移動するとキビナゴの大群がおり、それを狙ったカンパチの小さな群れが捕食しに回遊しているのが見られました。そのあと砂地のハゼ探しをしているといつも通りダテハゼ類がよく見られましたが、水深15m付近にこの時は小さなネジリンボウを2個体、発見することが出来ました。平碆では鯖網代コーラルガーデンの25m付近で見ることが出来ましたがエントリーポイントから遠く深場だったためその後の観察が出来ませんでしたが今回見つけた個体は浅場でエントリーポイントから近いということで今後、越冬できるか観察報告していこうと思います。
安全停止もかねての浅場での生物探察の際に、いつも見られるイバラカンザシですが、この時期に見ると通称通りクリスマスツリーのように感じます。
二本目は、丁度塩子島の南端にあるビックロックタウンに潜りました。12時前にエントリーになり光が一番差し込む時間帯でしたが天候がまだ回復しておらず少し暗い感じの水中景観でした。 一番深場の隠れ根の中層ではこれも平碆では初めて発見されたイロブダイの幼魚と深場にあるウミウチワに居すいているネッタイミノカサゴの幼魚が見れました。チョウチョウウオの群れがたまるくぼみではイセエビが体全体が見えるほど出てきていました。
浮上してすぐにショップに戻りシャワーを浴びた後、昼食を取り長めの水面休息時間を取りました。 三本目は二時半前に須ノ川海岸をエントリーしました。三本目ということもあり水深を浅くとり死滅回遊魚の探索をしました。今回は珍しいものは発見できませんでしたが変わらずハコフグの幼魚や様々なチョウチョウウオの幼魚が見られ、泳いでいるホタテウミヘビの体全体を見ることが出来ました。
今回は初めて発見したササハゼ、イロブダイの幼魚にくわえアイドルフィッシュであるネジリンボウもみられ充実したダイビングが出来ました。これからますます開拓しておもしろいポイントにしていこうと思います。 リピーターのMさん、今月三回目の来店ありがとうございました。